住宅性能 住宅設備 生活

【実体験】高気密高断熱住宅の住み心地

家を建てる際、「冬は寒すぎず、夏は暑すぎない快適な空間に住みたい」と思う方は多いのではないでしょうか。しかし、実際に家を建てた後、「思ったほど快適ではない」と感じるケースも少なくありません。冷暖房の効きが悪い、光熱費が高い、さらには湿度の調整が難しいなど、住み心地の悩みは尽きないものです。

そんな悩みを解決するために注目されているのが「高気密・高断熱住宅」です。この住宅の設計により、快適な室内環境を一年中保つことが可能であり、エネルギーコストの削減にもつながります。しかし、「本当に住み心地が良いのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。

私自身この家に住んで3年。実際に高気密・高断熱の家に住んでみて、その快適さを実感しています。特に冬場の寒さや夏場の暑さが大幅に軽減され、家の中で過ごす時間が圧倒的に心地よくなりました。

この記事では、私の実体験をもとに、高気密・高断熱住宅の住み心地について詳しくご紹介します。住まいの快適さに悩んでいる方には必見の内容です!

実体験で感じた高気密高断熱の住み心地

高気密高断熱住宅。夏は涼しく冬は暖かいって本当?

高気密高断熱住宅の最大の魅力は、一年を通して「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な住環境を実現できることです。実際に住んでみて感じたことをお伝えしますが、まず高気密高断熱の家は外気の影響を受けにくいという点が特徴です。外気温が厳しい日でも、家の中は安定した温度を保ちやすいのです。

たとえば、真夏の猛暑日でも、家に帰るとひんやりとした涼しさを感じます。さすがに冷房は24時間稼働ですが、室内の温度が長時間安定しているのです。さらに、冬はエアコン暖房でも部屋全体がポカポカになります。夜寝る前に暖房を切っても、朝まで暖かさが保たれます。

我が家では、1階と2階に1台ずつ14畳用エアコンを設置しています。夏場は2階のエアコンを稼働し窓を閉めて冷房を数時間つけた後、1階も暑いようであれば補助的に使用しています。冬場は1階と2階の暖房は基本的に24時間稼働しています。そうすることで、温度差がなくなり非常に過ごしやすいです。高気密高断熱住宅の「断熱材の効果と気密性の高さ」がもたらす結果です。


実際に住んで感じた高気密高断熱住宅のメリット

高気密高断熱住宅に住んでみて一番感じたメリットは、「冷暖房に頼る時間が短く、快適さが長続きする」という点です。これにより、電気代が大幅に節約できるのも実感しています。24時間エアコンは稼働しますが、設定温度まで到達するとトロトロ運転になり電気代は本当に安いです。

家の中の温度差が無くなるので、リビングを出てトイレに行く、風呂場に行く等の移動が苦になりません。

以下が私が特に感じたメリットです:

  • 冷暖房の使用頻度が減少:少ない時間で家全体を快適な温度に保てる
  • 光熱費の節約:冷暖房に頼る時間が短く、電気代が安くなる
  • 健康的な空間:乾燥や湿気を防ぎやすく、快適な湿度を保てる

高気密高断熱住宅は、エネルギー効率が高く、日々の生活費を抑えるためにも最適です。



高気密高断熱住宅のデメリットとその対策

高気密高断熱住宅はメリットが多いものの、デメリットもいくつかあります。たとえば、初期コストが高いことや、換気システムのメンテナンスが必要なことです。ただし、これらのデメリットにはしっかりとした対策があります。

まず、初期コストについてですが、高気密高断熱住宅は一般的な住宅よりも建築費がかかります。しかし、光熱費の節約が期待できるため、長期的に見れば経済的なメリットが大きくなります。ただし、建築費の上昇分を光熱費で回収するには、20年30年かかりますので建築費と光熱費のバランスは意識しましょう。

また、換気システムについては、適切なメンテナンスを行うことで長期間安心して使えます。フィルターの清掃や交換を定期的に行うことで、室内の空気が常に新鮮な状態を保てるため、健康にも良いです。

主なデメリットと対策は以下の通りです:

  • 初期コストが高い → 光熱費の節約効果で長期的に回収可能
  • 換気システムのメンテナンスが必要 → 定期的なメンテで快適な空気環境を維持

高気密高断熱住宅のデメリット 通風は大事

高気密高断熱住宅に住むまで、夏は涼しく、冬は暖かい。そんな夢のような住宅にあこがれていました。
夏は涼しく、冬は暖かいのですが、それ以外の秋と春がどうも過ごしにくいです。

今の時期、外からの風は本当に気持ちいいです。しかし、高気密高断熱住宅の場合、家の中に人が居て生活している熱、調理時に出る熱も逃がさないため熱がこもりがちになります。

10/17 朝7時の我が家の温度です。外が21.9℃。室内27.5℃です。

窓は全開にして涼しい風は入ってきますが、なかなか室温は下がりません。

高気密高断熱ばかりに注意が行ってしまいますが、通風を意識した間取り、窓の設置をすることで、春夏秋冬一年中快適な生活ができます。

高気密高断熱住宅に住んでわかったおすすめの理由

最後に、高気密高断熱住宅に住んで感じたことから、ぜひおすすめしたい理由をまとめます。これから家を建てる方やリフォームを検討している方には、ぜひ検討していただきたい住宅です。

  1. 快適な住み心地:一年を通して、暑さや寒さに悩まされない
  2. エネルギー効率の良さ:光熱費が抑えられ、経済的にもメリットが大きい
  3. 健康に優しい環境:湿度や換気がしっかりしており、快適で健康的な空間が維持できる

高気密高断熱住宅は、夏と冬は確実におすすめです。体感的には1年のうち8カ月間ほどは、抜群の快適さです。
ただ、残りのエアコンが不要な3か月間を快適にするためにも「通風」を意識した、窓の配置や向きを設計すると年中快適なおうちになります。

断熱性だけではなく、風を取り込むのは個人的おすすめです。
そのためには、網戸は欲しいですね。

簡単入力3分!マイホームへのはじめの一歩【持ち家計画】

  • この記事を書いた人

charo

関西在住の40代です。 家初めて住宅を購入することは、大きな決断であり、多くの不安や疑問があると思います。お家が好きすぎるので、自分の経験をもとに発信したいと思いブログをはじめました。 住宅購入は大きな一歩ですが、理想のお家に出会う参考になればいいな。 どうぞよろしくお願いいたします

-住宅性能, 住宅設備, 生活