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団体信用保険 どうする?

団体信用保険、どうする?
住宅ローンを組むとき、「団体信用保険(団信)」についてどうするべきか悩んでいませんか?「本当に必要なの?」「保険料は無駄じゃない?」「特約はどうなん?」といった疑問や、万が一のための備えをどこまで準備するか悩む方は多いです。

実は、団信はあなたの家族や将来の生活を守るための非常に重要な選択肢の一つです。正しく理解すれば、将来のリスクに備えつつ、安心してマイホーム生活を始めることができます。

この記事では、団信がどのように住宅ローン利用者を守るか、そしてあなたにとって最適な選び方を分かりやすく解説します。実際に団信を活用することで、万が一の事態に備えながら、家族の生活をしっかり守ることが可能になります。

団体信用保険の仕組みとメリットを理解し、最適な選択肢を見つけることで、住宅ローンを安心して利用できるようにしましょう。

団体信用保険とは?

団体信用保険(団信)とは、住宅ローンを借りる際に利用者が加入する保険です。もし住宅ローンを組んだ人が、病気や事故で働けなくなったり、亡くなったりした場合、残りの住宅ローンを代わりに保険会社が支払ってくれる仕組みです。これにより、家族に住宅ローンの負担がかからず、安心して家に住み続けられるのが最大のメリットです。

団体信用保険の具体例

例えば、あなたがマイホームを購入し、住宅ローンを30年返済予定で組んだとしましょう。10年後、万が一死亡や、高度障害で収入がなくなった場合、普通であれば住宅ローンを払い続けるのは大変です。しかし、団体信用保険に入っていれば、その時点の残りのローンはすべて保険でカバーされ、家族は家を手放すことなく暮らし続けることができます。

団体信用保険の主な特徴

団信には、次のような重要な特徴があります。

  • 住宅ローン利用者が加入必須:多くの銀行で住宅ローンを借りる際、団信に加入することが条件となっています。
  • ローン残高がゼロに:万が一の際には、残りのローンがすべて支払われるため、残高がなくなります。
  • 家族の負担軽減:事故や病気の後も、家族はローンを心配せず家を守ることができます。

このように、団体信用保険は住宅ローンを組む際に大切な保険であり、家族を守るための「お守り」のような存在です。

団信は必要だけど、特約は不要

団体信用保険(団信)は住宅ローンを組む際に非常に重要です。しかし、「特約」に関しては、必ずしも必要ではありません。特約とは、団信に追加できる保障のことで、主にがんや三大疾病、介護状態になった場合の支払いを免除するものです。これらは一見安心に見えますが、すべての人にとって必須ではない場合があります。

特約が不要な理由

特約の追加は不要なケースも多いです。理由は以下の通りです。

  • 既に他の保険に加入している場合:生命保険や医療保険に既に入っていれば、特約で重複した保障を受ける必要はありません。
  • 追加の保険料が高い:特約を付けると保険料が0~0.3%上がるため、経済的負担が増えることになります。
  • リスクが限定的:例えば、がんや特定の病気だけに備えたいのであれば、個別のがん保険や医療保険を選ぶほうがコストパフォーマンスが高い場合もあります。

例えば、返済期間35年で3000万円の借入の場合(特約0.25%上乗せ)
団信のみ(変動0.49%) 月々77,743円 総額32,652,060円
特約付き(変動0.74%) 月々81,099円 総額34,061,580円 
差額が月々で3,356円。トータル1,409,520円となります。

具体例で考える

例えば、30代の健康な方が住宅ローンを組む場合、基本の団信だけで十分な保障を得られます。しかし、そこに「がん特約」や「三大疾病特約」を追加すると、保険料が上がります。それに対して、既に加入している生命保険やがん保険で十分にカバーできているなら、わざわざ特約を付ける必要はありません。

ついつい保険というと難しく、あれば安心ということから不要な保険に入りがちです。
特約であれば、安く加入でき住宅ローンが相殺されることにメリットを感じるかもしれませんが、三大疾病やがんなどは所定の状態になったときに支払われます。しかし、がんや三大疾病になって一時的に働けない状態になっても、生涯働けないことは考えにくいです。
また、団信特約であれば住宅ローンを完済すると、保障が切れてしまいます。ローン完済し、高齢になり病気リスクが上がった時には保障が切れているなんてことも起こりえます。
そうであれば、団信は団信。保険は保険。で分けて考える方が、本当に必要な保障が分かりやすく管理しやすいと思っています。

結論:団信は必須、特約は慎重に判断

60歳までに死亡する確率は、男性で6.8%。女性は3.9%です。すなわち90%以上の方は60歳の誕生日を迎えることができます。
そう考えると、団信を含め、保険は最小限でいいかなと思っています。

以上のことから、我が家では住宅ローンは団信のみで、最低金利で組んでいます。
そして、家族それぞれに必要な医療保険、がん保険、生命保険を掛けています。そうすることで、見直ししやすく、もしもに備えています。
めっちゃくちゃ面倒ですが。。。。

団信自体は、住宅ローンを守るために絶対に必要な保険です。しかし、特約に関しては自分のライフスタイルや他の保険との兼ね合いを考慮し、本当に必要かどうかをよく検討しましょう。特約を付けないことで、保険料を抑えつつ、本当に必要な保障をつけましょう。

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charo

関西在住の40代です。 家初めて住宅を購入することは、大きな決断であり、多くの不安や疑問があると思います。お家が好きすぎるので、自分の経験をもとに発信したいと思いブログをはじめました。 住宅購入は大きな一歩ですが、理想のお家に出会う参考になればいいな。 どうぞよろしくお願いいたします

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