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土地選び5つの注意点|理想の土地を見つける秘訣

「理想のマイホームを建てるためには、まずは理想の土地選びが重要です。しかし、いざ土地を選ぼうとすると、どこから手をつけていいかわからない…という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。購入後に『こんなはずじゃなかった』と後悔することは避けたいものです。

 そんな土地選びに関する不安を解消し、失敗しないための5つの注意点を徹底解説します。確実に理想の土地を見つけるための秘訣をお伝えします。

土地選びでありがちなミスや見逃しがちなポイントを知っておけば、冷静な判断ができ、後悔のない決断が可能です。それでは、さっそく理想の土地を見つけるための具体的な対策を見ていきましょう!」

土地選びの注意点1:法律や規制に注意する

土地を選ぶ際に気をつけたいのが、法律や規制です。土地にはさまざまなルールがあり、それを知らずに購入してしまうと、後で家が建てられなかったり、希望通りの使い方ができないことがあります。そこで、注意すべきポイントを解説します。

まず、土地ごとに定められた「用途地域」を確認する必要があります。用途地域とは、その土地がどのような目的で使われるべきかを市区町村が決めたものです。例えば、住宅地として使える土地や、商業用にしか使えない土地などがあります。住宅地として購入したつもりが、実際には商業用地だったということがないように、必ず確認しましょう。

次に、「建ぺい率」と「容積率」にも注意が必要です。建ぺい率とは、その土地にどれだけの面積の建物を建てられるかを示す数字です。一方、容積率は建物の総床面積が土地面積に対してどれだけ許されているかを示しています。例えば、建ぺい率が50%の土地では、100平方メートルの土地に対して50平方メートルまでしか建物を建てられません。これらの制限を知らないと、希望する大きさの家を建てられないということが起こります。

土地選びの際に確認すべき法律や規制は、以下のようなものです:

  • 用途地域:住宅地、商業地、工業地など、土地の使い方を決めるルール
  • 建ぺい率:土地面積に対する建物の占有率
  • 容積率:土地面積に対する建物の総床面積

具体的には、市役所や不動産業者に相談して、購入を検討している土地がこれらの条件に合っているかどうかを事前に確認することが重要です。しっかりと確認すれば、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクを減らせます。

その他にも、防火地域・準防火地域になると防火対策が必要になり建築コストがアップします。北側斜線規制や接道義務など規制に関しては難しいですが、不動産・ハウスメーカー営業担当者に騙されないようしっかり勉強していきましょう。

土地選びの注意点2:日当たりと風通しを確認する

土地を選ぶ際に見逃せないのが、日当たりと風通しです。これらは家を建てた後の住み心地に大きく影響する要素です。日当たりが悪いと、室内が暗く寒くなり、冷暖房費がかさんだり、湿気がたまりやすくなることもあります。また、風通しが悪いと、空気がこもりがちになり、家の中が不快に感じることがあるでしょう。

まず、日当たりを確認する際には、土地の方角が大切です。一般的に、南向きの土地が日当たりが良いとされています。南向きの家は、1日を通して太陽の光が入りやすく、冬場でも暖かく感じることが多いです。逆に、北向きの土地では、太陽の光があまり入らず、部屋が暗くなりがちです。

次に、風通しを確認するためには、周囲の建物や木々の配置を確認しましょう。例えば、土地の周りに高いビルや大きな木があると、風の流れが悪くなり、風通しが悪くなることがあります。風通しが良いと、夏は涼しく、冬も室内の湿気を防ぐことができ、快適な住環境を作ることができます。

日当たりと風通しを確認する際のポイントは、次の通りです:

  • 土地の方角:南向きが理想。北向きは日当たりが悪くなりがち、ただお値打ち物件が多い
  • 周囲の障害物:高い建物や木が風通しや日光を妨げていないか確認
  • 現地調査:実際に土地に足を運び、日中の光や風の流れを体感

例えば、休日に現地へ行き、昼間の時間帯にどれだけ光が入るか、風が通るかを実際に感じてみると良いでしょう。しっかりと確認しておけば、明るく快適な住まいを手に入れることができます。
南向きが人気ですが、北側は午前午後ともに安定して優しい「間接光」で家を明るくすることができます。信頼できる設計士を見つけることができれば南側にこだわる必要はないですね。

ハウスメーカーによっては、風通しに価値を持たず網戸がオプションとなるところもあります。今年のような猛暑や冬場は窓を開けることも少ないですが、年間トータル2カ月ほどですが秋口や春先の風を取り込むと何ともいえない心地よさがあります。

土地選びの注意点3:災害リスクを事前に調べる

土地選びをする際には、災害リスクを事前に調べることが非常に重要です。日本は地震や台風、大雨による洪水や土砂災害など、自然災害が頻繁に発生する国です。そうした災害リスクを考慮せずに土地を選んでしまうと、後で家族の安全が脅かされる可能性があります。

まず、災害リスクを知るために確認すべきものがハザードマップです。ハザードマップは、地域ごとの地震や洪水、土砂災害のリスクを示した地図で、市区町村のホームページなどで簡単に確認できます。例えば、洪水の危険がある地域では、過去の大雨時にどれだけ浸水したかがマップでわかります。家が建った後で大雨による浸水被害が発生すると、修繕費が大きくかかるだけでなく、生活そのものが困難になります。

次に、地盤の強さも重要です。地盤が弱い土地に家を建てると、地震時に建物が傾いたり、ひび割れが生じる危険があります。地盤調査のデータは、購入を検討している土地の近くにある物件を調べることで確認できることが多いです。

災害リスクを調べる際のポイントは以下の通りです:

  • ハザードマップの確認:市区町村のホームページで地震、洪水、土砂災害リスクを確認
  • 地盤の強さ:地盤が弱いと、地震時に家が傾く恐れがある
  • 過去の災害履歴:その土地や周辺で過去にどんな災害が起きたか調べる

例えば、ある地域で過去に洪水の被害が何度もあったとすれば、再び被害に遭う可能性が高いと考えるべきです。こうしたリスクを事前に調べておけば、災害に強い土地を選び、安心して暮らせる家を建てることができます。

土地選びの注意点4:騒音やにおいの有無を確認する

土地を選ぶ際、騒音やにおいの有無を確認することは非常に重要です。家を建てた後で、外の騒音や嫌なにおいに悩まされると、快適な暮らしが損なわれてしまいます。これらの問題は、土地を購入する前にしっかりと調べておくことで回避できます。

まず、騒音についてですが、土地の周辺環境によっては、車の通行音や電車の音、近くの工場の稼働音などが常に響いている場合があります。例えば、主要な道路に面している土地は、日中だけでなく夜間も車の騒音が続くことが多いです。土地を見に行く際には、平日と週末、昼と夜で騒音の状況が異なる場合があるため、複数の時間帯で現地を確認することが大切です。

次に、においも重要なチェックポイントです。近くに工場や畑、ゴミ処理場などがある場合、風向きによって不快なにおいが漂ってくることがあります。例えば、近所に畑があると、肥料のにおいが強い時期もあります。これからの時期、稲刈りが終わりもみ殻を田んぼで焼却することもあり洗濯物が干せない、なんてことも起きます。においは風向きや季節によって変わることが多いので、こちらも現地で直接確認するのが良いでしょう。

騒音やにおいを確認する際のポイントは、以下の通りです:

  • 車や電車の騒音:主要道路や線路に近いかどうか確認
  • 工場や店舗の稼働音:周辺に工場や繁華街がないかチェック
  • 不快なにおい:近くに畑や工場、ゴミ処理場があるか確認

具体的には、購入を検討している土地を複数の時間帯や天候で訪れることで、騒音やにおいが問題ないかを確認するのが効果的です。しっかり調べておくことで、静かで快適な住環境を手に入れることができます。

ほかにも、地域猫の多いところでは猫糞で困っている人もいます。猫に限らず、ハトの糞や巣をつくる等その地域に住む生き物にも注意です。

土地選びの注意点5:将来の価値を見据える

土地を選ぶ際、将来の価値を見据えることも非常に重要です。今は条件が良く見える土地でも、将来その価値が下がる可能性があります。逆に、今は少し不便に思える土地でも、将来発展することで価値が大きく上がることもあります。長期的な視点で土地を選ぶことで、安心して暮らし続けることができますし、もし将来的に売却する場合でも、資産価値を保てる土地を選ぶことができます。

まず、地域の開発計画を確認することが大切です。市区町村では、今後の道路や鉄道の整備、商業施設の建設などの開発計画が発表されています。例えば、現在は駅から遠い土地でも、将来的に新しい駅ができる計画があれば、交通の利便性が向上し、土地の価値が上がる可能性があります。逆に、自然豊かな場所を選んだつもりが、数年後に工場や大型商業施設ができて環境が変わることもあるため、事前に調べておく必要があります。

次に、人口動向も考慮しましょう。人口が増加している地域は、今後も住宅や施設が増え、土地の需要が高まることが期待されます。一方、人口減少が進む地域では、将来的に土地の価値が下がるリスクがあります。市区町村のホームページや統計データを参考に、地域の人口動向を調べることが大切です。

将来の土地価値を見据える際のポイントは以下の通りです:

  • 地域の開発計画:将来的に新しい駅や道路、商業施設ができるか確認
  • 人口動向のチェック:人口が増えているか減っているかを把握する
  • 自然環境の維持:周辺に大きな開発が予定されていないか確認する

例えば、ある地域で新たに大型ショッピングモールが建設される計画があれば、その周辺の土地の価値は大きく上がるかもしれません。将来の土地価値を考慮して選ぶことで、資産としての土地の価値を長期的に維持しやすくなります。

ただし、資産価値というのは売却時に関わる話なので、自分が住んでいるとあまり関係ありません。資産価値が低くいような場所でも、気に入った場所を優先することもOKだと思います。その物件の特徴を価値を把握することが大切です。

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  • この記事を書いた人

charo

関西在住の40代です。 家初めて住宅を購入することは、大きな決断であり、多くの不安や疑問があると思います。お家が好きすぎるので、自分の経験をもとに発信したいと思いブログをはじめました。 住宅購入は大きな一歩ですが、理想のお家に出会う参考になればいいな。 どうぞよろしくお願いいたします

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