最近、新築でベランダを設置しないところが多いようです。我が家も、もちろんベランダはありません。洗濯物は乾太くん&部屋干ししています。これまで、
ベランダは必須といってもいいぐらい、どんな家にも百発百中で設置されていました。ベランダ無しを計画している方もいると思いますので、後悔しないために最後まで読んで下さい。
掃除やメンテナンスが楽になる理由
新築でベランダが無いと、掃除やメンテナンスが大幅に減ります。ベランダは屋外に面しているため、風で飛んできたホコリやゴミがたまりやすく、定期的な掃除が必要です。特に、落ち葉や雨で汚れた床は放っておくとカビが生えることもあり、手間がかかります。
一方で、ベランダが無い新築住宅ではそのような心配がありません。掃除の時間が減ることで、家の他の部分に時間を使うことができます。また、メンテナンスの手間も少なくなり、ベランダの防水処理や補修などの費用も不要になります。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 掃除の頻度が減るため、日常の家事負担が軽くなる
- ベランダの防水や塗装などのメンテナンス費用が節約できる
- 雨風による劣化の心配がなく、長期的にコストを抑えられる
これにより、新築ベランダ無しでは、日常の負担が減り、快適な生活を送ることが可能です。
ベランダの床面は防水処理する必要があり、標準仕様ではFRP防水が大半です。FRP防水は強度が強く、耐水性が高い、そして何よりも一般的なためリーズナブルです。しかし、紫外線の影響を受けやすく定期的(10年前後)に塗り替えの必要があり、それを怠ると雨漏りが発生し、雨水が侵入する可能性があります。そのため、外壁や屋根の塗装メンテナンス時に塗替えされる方が多いようです。
FRP防水が一般的ですが、金属防水工法といものもあります。
金属防水とは、強度と耐久性に優れているガルバリウム銅板などを用いた工法です。 FRPシートを敷いて樹脂で塗り固めるFRP防水とは異なり、金属銅板を被せるのが特徴となっています。
金属板のため紫外線の影響は受けにくく、メンテナンス性が高く30年保証の製品もあります。しかし、金属の継ぎ目からの漏水リスクもあるようです。もし、我が家がベランダを設置していたら、メリット、デメリットありますがメンテナンスの楽な金属防水にしていたと思います。
防犯性が高い新築 ベランダ 無しの魅力
防犯面での安心感も、新築ベランダ無し物件の大きなメリットです。ベランダは窓と接しているため、外部から侵入されやすい弱点になりがちです。実際、泥棒の侵入経路としてベランダが使われることが多く、防犯対策が求められます。しかし、ベランダが無いことで、こうした心配を減らすことができます。
具体的には、以下のような防犯上の利点があります。
- 侵入経路が減るため、空き巣などの被害を防ぎやすくなる
- ベランダ無しであることが、泥棒への抑止力として働くこともある
例えば、ベランダが無い物件では、窓ガラスの強化や防犯ブザーを設置するだけで十分な対策となることが多いです。これにより、より安心して住むことができるのです。
防犯性を重視する方にとって、新築 ベランダ 無しは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
掃除や管理が楽になる生活スタイルの変化
ベランダが無いと、毎日の生活がシンプルになります。ベランダのない新築物件は、屋外の空間が少ないため、掃除や手入れが必要な場所が減るのです。特に、ベランダの掃除や管理は、ホコリや枯れ葉などがたまりやすく、季節によっては頻繁に行わなければならないため、意外に手間がかかります。
ベランダ無し物件では、こうした手間が無くなり、その分、他の家事や趣味に時間を使えます。また、ベランダが無いことで、掃除用具や植物などの置き場に悩むこともなくなり、家全体をスッキリと保つことができます。家事の負担が軽減され、シンプルライフを追求する人にとっては理想的な住まいとなるでしょう。
- 掃除の時間が削減され、他の家事に集中できる
- 無駄なスペースがないため、収納の工夫がしやすい
- 外のゴミや枯れ葉の掃除をしなくてよくなる
このように、新築でベランダ無しの場合は、日々の生活をシンプルにしたい人や、家事の負担を減らしたいと考えている人にとって、大きなメリットがあります。
リビングとベランダをつなげて、開放的な間取りもあります。窓を開けて一体感を出す時期って、年間どれぐらいなんでしょうか。。
真冬は寒いし、夏は暑く虫も入ってきます。春先は花粉が入るのであまり開けっぱなしにはしたくないですね。今の時期は朝夕が涼しく、気持ちいい風を感じることができます。なのでそこは、部屋の通風計画を立て、いかに風を取り込むかを考えて対応しましょう。
新築 ベランダ 無し物件の快適な間取りとは?
ベランダが無い分、室内の広さやレイアウトに工夫がされています。特に、新築物件ではベランダがないことで、リビングや寝室が広く取られることが多いです。ベランダに割り当てるスペースを、有効に室内空間として利用できるのが特徴です。また、屋外スペースが減ることで、家全体の設計がシンプルかつ効率的になり、無駄のないレイアウトが可能となります。
例えば、ベランダが無い分、リビングを広々とした空間にしたり、窓を大きく設計して自然光をたっぷりと取り入れる工夫がされています。これにより、ベランダが無くても、十分な快適さと開放感を得られるのです。
具体的には以下のような特徴があります。
- リビングや寝室が広く取れる
- 窓を大きくして光を取り入れる工夫が可能
- 室内全体がシンプルで無駄のない設計になっている
2階のエアコン室外機をベランダに設置している場合は多いです。
ベランダが無いと室外機をどこに置くのか問題が発生します。外壁に掛けて室外機を設置することも可能ですが、メンテナンス性が悪く可能ならば外壁に穴をあけたくないですね。なので、一階まで配管を延長し地面に設置する方法が一番のように思います。
限られたスペースを最大限に活用し、居住空間を快適にするため、外構と室外機設置場所を考え総合的に工夫しましょう。
新築 ベランダ 無しはアリかナシか?
ベランダはあると便利ですが、メンテナンス性、防犯性を総合的に考えるととっても贅沢品だと思っています。
布団やキャンプ用テント等の大物を干したいと思う方もいますね。そうであれば、駐車場や敷地のフェンス等を利用すれば解決できると思うので最初に計画しておきましょう。
ベランダを設置するのに、1㎡あたり約12万円が相場のようです。洗濯物干すのに4㎡で約48万円。開放的なリビングとベランダの空間にするため10平米だと約120万円かかります。
ベランダ無にすることで減額でき、メンテナンスする手間と費用が軽減。大半のことは外構で対応できるので、ベランダ無しで良かったなと思います。
家と外構はセットで。生活をイメージしながら計画すると快適なおうちができるので、参考にしてください。