「新築の家を建てる際、浴室の選択は悩むところですね?どんなデザインが良いのか、どの設備が必要なのか、機能性と快適さを両立させる方法が分からないという方も多いはずです。しかし、事前に正しい知識を持って選べば、日々の疲れを癒す理想の浴室を手に入れることができます。
この記事では、我が家のお風呂を紹介しながら、後悔しない浴室選びのポイントを詳しく解説します。
我が家では、タカラスタンダードのグランスパを採用しました。これまで使ってきた感想を交えながら、みなさんのお風呂選びの参考になればと思います。
新築で理想の浴室を作るための基本ポイント
まず、理想の浴室を実現するために、押さえておくべき基本的なポイントを紹介します。デザインだけでなく、快適さや使いやすさも大切です。
浴室のサイズと配置で快適性を決める
浴室の広さやレイアウトは、日々の使い心地に大きく影響します。スペースを最大限に活用するための配置のコツをお伝えします。適性を決める
浴室のサイズと配置は、日々の生活に大きな影響を与えます。快適で使いやすい浴室を作るためには、これらを慎重に計画することが重要です。ここでは、快適性を高めるための具体的なポイントを解説していきます。
1. 浴室のサイズは使う人数に合わせて決める
浴室のサイズを決める際、最初に考えるべきは「家族の人数」です。例えば、大人2人と子供2人の家族であれば、広めの浴室を選ぶことで、家族全員が快適に使えます。逆に、1人暮らしの場合は、コンパクトな浴室でも十分です。以下のようなサイズの目安があります:
- 1〜2人暮らしの場合:1坪サイズ(約160cm×160cm)が一般的
- 家族向けの浴室:1.25坪や1.5坪(約160cm×200cm)で広々と快適
ただ、子供と一緒に入る期間は限られていますので、浴室は1坪サイズで十分ではないでしょうか。
2. 浴室の配置で動線を工夫する
浴室の配置は、家全体の動線を考慮する必要があります。動線がスムーズであれば、毎日の入浴がもっと快適になります。例えば、脱衣所から浴室への距離が短いと、スムーズに移動できて便利です。また、浴室の隣に洗面所を配置することで、入浴後にすぐに身支度を整えられるなど、利便性が向上します。
配置を決める際に重要なポイントは以下の通りです:
- 脱衣所からの動線を短くする
- 浴室と洗面所を近くに配置(着替えや洗濯が便利)
- 風呂場から外の景色が見える窓があると、リラックス効果もアップ
浴室の窓に関しては、全く不要だと思っています。
換気扇の方が換気量は多いです。また、脱衣場からの扇風機の風で十分乾きます。不要な窓は極力減らすことを意識した方が、気密断熱の効果は上がります。
3. 浴室のレイアウトで使いやすさを確保
レイアウトによって、使いやすさは大きく変わります。浴槽、洗い場、収納の配置がしっかりと計画されていれば、より快適な入浴が可能です。例えば、洗い場の広さを確保することで、シャワーを使う際にもストレスなく体を洗えます。また、タオルやシャンプーなどの収納スペースを確保することで、すっきりとした浴室を保つことができます。
具体的なレイアウトの例としては:
- 浴槽を奥に配置し、洗い場を広く確保
- タオルやシャンプーの収納棚を壁に設置(床を広く使える)
- 窓からの景色が良いのであれば設置(基本的には不要です)
これらの工夫により、入浴時のリラックス感や使いやすさが大幅に向上します。
最近は、棚や鏡を外す方も多いようです。あまりトリッキーなことはせず標準品は設置しておく方が、後悔は無いような気がします。
実際、我が家も浴室内の物干しが標準でありましたが、浴室乾燥は使わないだろうということで外しました。
しかし、レインコート等を干す必要があり、わざわざ後付けしました。
生活スタイルは、変わっていくものです。今は必要ないと思っても、標準品であれば設置しておくことをおすすめします。
新築の理想の浴室に必要な設備選び
設備選びは、浴室の機能性を左右する重要な部分です。おすすめの設備と、その選び方のポイントを紹介します。
快適さを高める浴室暖房や乾燥機の重要性
寒い季節にも快適に過ごせる浴室暖房や、湿気対策に役立つ乾燥機は、理想の浴室に欠かせません。快適さを高める浴室暖房や乾燥機の重要性
浴室暖房や乾燥機は、快適なバスルーム生活を実現するために欠かせない設備です。特に新築の浴室では、こうした機能を取り入れることで、日々の入浴が快適になるだけでなく、湿気対策や安全性の向上にもつながります。ここでは、その重要性と具体的な効果について詳しく説明します。
1. 浴室暖房で寒い季節も快適に入浴
寒い冬に浴室が冷えてしまうと、入浴時に大きなストレスを感じてしまいます。特に、寒い場所から急に温かいお湯に入ると、ヒートショックの危険性が高まります。ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が上下し、心臓や血管に負担がかかる状態です。高齢者だけでなく、誰にでも起こり得るため、予防が大切です。
と、一般的に言われていますが浴室内で亡くなる原因は、脱水が原因ではないかとも言われているようです。
冬場は乾燥し、体内の水分量が減ります。その状態で、湯船につかるため脱水症状を起こし死に至るのではないかと言われています。
ヒートショックについて真相は分かりませんが浴室暖房を設置することで、以下のようなメリットがあります
- 寒さから解放され、リラックス効果が向上
- 冬場の入浴が苦にならず、毎日快適に
高気密高断熱であっても、風呂場は少し寒いです。冬場に軽くシャワーを浴びるだけの時は、浴室暖房を使用しています。我が家はガス仕様の浴室暖房なのですぐに温風が出て非常に快適です。
ただ、湯船につかる時であれば使用していません。
ライフスタイルに合わせて検討してください。
2. 浴室乾燥機でカビ対策
浴室はどうしても湿気がこもりがちです。湿気が多いと、カビが生えやすくなります。
我が家にも浴室乾燥は付いていますが、浴室乾燥は基本的に使用しません。
梅雨時にカッパやレインコートを早く乾かしたいときにのみ、浴室乾燥機を使っています。
浴室そのものを乾燥させる目的であれば、扇風機の風を直接あて、空気を循環させることが一番効果的です。
タカラスタンダードにした理由
1. 頑丈で長持ちする浴室が手に入るから
タカラスタンダードの浴室を選ぶ理由のひとつは、耐久性が高いためです。浴室は湿気が多く、劣化が早い場所なので、素材選びが重要となります。タカラスタンダードの浴室には「ホーロー素材」が使われており、このホーローは傷がつきにくく、錆びに強いという特徴があります。例えば、ホーロー製の浴槽は表面が非常に硬く、日常的な使用による擦り傷や、洗剤の影響を受けにくいです。
また、ホーローは防水性も高く、長期間美しい状態を保ちやすいのが特徴です。特に浴室は、水分やカビの発生によるトラブルが避けられないため、清掃が楽で長持ちするホーロー製の浴室は大きな利点となります。
- 傷がつきにくいため、日常的な摩耗に強い
- 防水性が高いので、湿気による劣化が少ない
- 清掃がしやすいので、いつでも清潔に保てる
このような理由から、頑丈で長持ちする浴室を希望される方には、タカラスタンダードの浴室がぴったりです。長期的に見ても、耐久性の高さが経済的にもメリットとなります。
2. 掃除が楽で手間がかからないから
タカラスタンダードの浴室を選んだ理由には、掃除のしやすさも挙げられます。タカラスタンダードの浴室の内装には、汚れがつきにくいホーロー素材が使用されています。ホーローの表面はツルツルしており、汚れや水垢が付きにくいため、簡単に洗い流せます。
例えば、シャワーを浴びた後にサッと水で流すだけでカビや水垢の付着を防げるため、こまめな掃除が必要なくなります。さらに、タカラスタンダードの浴室には「ホーロークリーン浴室パネル」も採用されており、強力な防汚加工が施されています。これにより、清掃の手間が大幅に減り、毎日気持ちよく使用できる浴室環境が整います。
- ホーロー素材で汚れがつきにくい
- 防汚加工で掃除の回数が減る
- 水でさっと流すだけで綺麗を保てる
入浴後、しっかり乾かすことで1週間は掃除しなくても気になりません(個人差ありますが)
それ以上経つと、床にピンクカビがちらほら散見されます。
ホーローは大変いい素材なんですが、塩素系のカビ取り剤が使用できません。
しかし、床はホーローではないため、我が家ではピンクカビがしつこくなってくると1年に1,2回は床のみカビ取り剤を使用してお掃除しています。
くれぐれも自己責任でお願いします。
3. デザイン性が高く、頑丈な浴室が作れるから
タカラスタンダードの浴室は、デザイン性が高いことも大きな魅力です。浴室の壁材や床材、照明に至るまで、細部にこだわったデザインが施されているため、自分好みのスタイルにカスタマイズすることができます。タカラスタンダードでは、色や質感のバリエーションも豊富で、例えば、落ち着いた木目調のパネルを選んでリラックスできる空間を演出したり、モダンで洗練されたホワイトを基調にした清潔感のあるデザインに仕上げたりと、多彩な組み合わせが可能です。

派手なパネルですね。
こんな、派手なパネルを選べるのもタカラの特徴です。
我が家のお風呂は、耐震システムバスです。
フレーム構造で、震度6強相当の揺れにも耐えれるそうです。建物自体が耐震等級3を取得しているため、あまりお世話になることはないと思いますが、お風呂が地震に強いと心強いです。
4. 断熱性が高く、冬も快適だから
タカラスタンダードの浴室は、断熱性に優れているため、冬場でも暖かく快適に過ごすことができます。特に寒い冬にお風呂が冷えてしまうと、体が十分に温まらずに風邪を引く原因にもなります。タカラスタンダードの浴室には、断熱効果の高い「保温材」が施されており、浴槽や床の温度が下がりにくい仕様になっています。
また、我が家はキープクリーンフロアを採用しています。
入浴前にシャワーを少しだけお湯を出しておけば、浴室全体がすぐに暖かくなります。また、浴槽の湯が冷めにくいいです。
冬場は1時間ほど入浴しますが、入浴中1度は追い炊きされます。(この頻度が多いのか、少ないのか。。。)
- 断熱材により冬でも暖かい浴室
- お湯が冷めにくいため、追い焚きの頻度を減らせる
- 省エネ効果で光熱費の削減も可能
寒い季節に暖かい浴室でゆったり過ごしたい方には、タカラスタンダードの断熱性の高い浴室が理想的です。快適なバスタイムを楽しみながら、環境にも優しい選択ができます。
5. 標準仕様だったので
この理由が最大の理由です(笑)
パナソニックやリクシル。TOTOなどが人気のようですが。
我が家が、タカラを選んだ理由は、建築会社の標準装備だったからです。
キープクリーンフロアがキャンペーンで付いてくることも決め手でした。
床を除菌水で清掃する機能。マイクロバブル機能などが付いてるものもあります。しかし、機械はいずれ壊れる。メンテナンスも必要という考えで、我が家は機械ものは極力避けています。
浴室はなかなか取り換えるものではありません。悩むと思いますが、参考になればうれしいです。