外構を成功させる建材選びのコツ
外構(がいこう)とは、建物の敷地の外側にある「家の顔」とも言える部分を指し、門、フェンス、駐車場、アプローチなどが含まれます。これらは住む人の安全やプライバシー、生活のしやすさに直結する重要な役割を持っています。外構をきちんと整えることで、家全体の雰囲気や印象が大きく変わり、周囲からも好印象を持たれやすくなります。
最近では、宅配ボックスを設置されるお宅も多いですね。
- 機能門柱
- カーポート
- 宅配ボックス
以上の建材について、どう考えて何を選択したか紹介していきたいと思います。
機能門柱の選び方:見た目と機能を両立する方法
機能門柱を選ぶ際には、家の「顔」となる部分だけに、デザイン性と機能性の両方を考慮することが大切です。機能門柱は、表札やポスト、インターホンなどが一体となっているため、便利でスマートな玄関まわりを実現できます。また、最近は宅配ボックスが一体型となったものが主流です。デザインと機能を両立させた機能門柱を選ぶためのポイントを見てみましょう。
- デザインの統一感:家の外観に合わせたデザインの機能門柱を選ぶと、玄関まわりが引き立ち、統一感が出ます。シンプルな外観の家にはスリムなデザイン、和風の家には木目調など、外観とのバランスが重要です。
- 使いやすさを重視:ポストの開閉やインターホンの操作がしやすい位置にあると、毎日の使い勝手が良くなります。特にポストは雨風を防げる位置や高さを考えましょう。
- 耐久性とお手入れのしやすさ:屋外に設置するため、耐久性やお手入れが簡単な素材を選ぶと、長期間快適に使用できます。
たとえば、金属製の機能門柱は耐久性が高く、モダンな家にぴったりです。ただ、ここでも屋外で使用するものなので天然木の使用は避けたいですね。
機能門柱の種類とそれぞれの特徴
機能門柱にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。自宅に最適なものを選ぶためには、各種類の特徴を理解することが重要です。以下に代表的な機能門柱の種類を挙げ、それぞれの特長について解説します。
- 独立型タイプ:玄関先に独立して設置するタイプで、すっきりとした印象が特徴です。ポストやインターホン、表札が一体となっているため、限られたスペースにも設置しやすい利点があります。
- 壁付けタイプ:門扉や壁に取り付けるタイプで、玄関まわりのデザインに自然に溶け込む形が人気です。壁を活用するため、門まわりを広く見せたい場合にも適しています。職人さんに壁を作ってもらい、そこに設置するので一番高級感がありますが当然、費用がかさみます。
- ポールタイプ:スリムな柱に必要な機能が備わっており、シンプルでおしゃれな印象を与えます。モダンなデザインの家や省スペースを意識する方に向いています。
昔は毎日、どこの家庭も新聞を取っていました。我が家もそうですが、新聞はとっていません。
年賀状もどんどん減っていき、ポストに入っているのはDMやチラシ、たまに回覧板ぐらいではないでしょうか?
家庭のポストは、家の顔かもしれませんが、実用性はどんどん減ってきています。そうであれば、顔としての美観を備え、機能性の低い門柱で十分だと思っています。
機能門柱の素材選び:デザインと耐久性を重視
機能門柱の素材は、外観のデザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさに影響します。屋外に設置するため、耐候性が高く、見た目も長持ちする素材を選ぶことが大切です。主な素材とその特徴を以下にまとめました。
- アルミ素材:軽量で耐久性が高く、サビに強いため長く使えます。また、モダンなデザインにぴったりで、さまざまな住宅に合わせやすい素材です。
- ステンレス素材:頑丈でサビに強く、耐久性に優れた素材です。見た目もスタイリッシュで、シンプルな外観の家に合いますが、価格がやや高めになります。
- 木目調素材:温かみがあり、ナチュラルな外観の住宅や和風の家に最適です。ただし、木材は定期的なメンテナンスが必要です。
手入れが簡単で長持ちさせたい場合にはアルミ素材がおすすめです。
ただし、デザイン性に関しては好みが別れますので、それぞれの特徴を把握して機能性・デザイン性・価格を比較して選びましょう。
機能門柱に必要な機能を選ぶ
機能門柱にはさまざまな機能が備わっており、家族の暮らし方や使い勝手に合わせて、必要な機能を選ぶことが重要です。代表的な機能を以下に挙げ、それぞれの役割を確認してみましょう。
- ポスト:郵便物が届く場所なので、雨風を防げる構造や、使いやすい位置にあるかが大切です。防水対策がされているものや、取り出し口が使いやすい高さに設計されているものを選びましょう。そして、町内会に参加するのであれば回覧板が入るサイズを選びましょう。
回覧板はB4サイズが多いようです。 - インターホン:訪問者を確認するためのインターホンは、カメラ付きなどセキュリティ性が高いものを選ぶのが今の時代必須です。建築会社の標準品をチェックしましょう。
- 表札:表札のデザインは家の雰囲気と合わせて選ぶと統一感が出ます。また、夜間も見やすい照明付きのものだと訪問者にも親切です。
- 宅配ボックス:不在時の宅配ボックスは便利ですね。ただし、我が家では門柱一体型は採用しませんでした。
門柱一体型の宅配ボックスは、宅配ボックスの鍵や扉などが故障した場合、容易に取り換えることができません。
そのため、我が家では宅配ボックスは、別で設置しました。設備はいずれ壊れるリスクがあるものとして、我が家は選択しています。
ポイント
宅配ボックスは別で設置するのがおすすめです
大きさも値段も様々で必要なものが選べます。
【P3倍 最大1,000円クーポンあり!】宅配ボックス 宅配BOX ポスト ワンプッシュ施錠 置き配 大容量 SKK 個人宅 戸建て用 完成品 盗難防止 ネコラクボックス価格:20980円 (2024/10/28 13:01時点) 感想(22件) |
必要な時に出せるのが便利です。
また、1日に複数届く時にも対応できますね。
宅配ボックス covo 撥水 アパート 折りたたみ 鍵付き ワイヤー付き ( 送料無料 撥水加工 宅配BOX アパート マンション 一戸建て 折り畳み コンパクト 簡単設置 据え置き ) 【39ショップ】価格:3480円 (2024/10/28 13:03時点) 感想(14件) |
機能門柱の設置場所の選び方
機能門柱を設置する場所は、使いやすさや利便性に影響を与えるため、慎重に決めることが大切です。設置場所を考慮する際には、郵便物の受け取りや訪問者とのやり取りがスムーズに行える位置を選ぶと良いでしょう。
- 玄関からの距離:玄関からあまり離れず、スムーズに郵便物を取りに行ける位置に設置すると便利です。郵便物が多いのであればインターホンやポストを使うための動線が短い方が、毎日の生活も快適になります。
- 見えやすさ:門柱が見やすい位置にあると、訪問者も迷わずに来られます。玄関の右側か左側に設置するか、目立つ位置に置くと、よりわかりやすくなります。
例えば、玄関ドアに近い位置に設置すると、郵便物の受け取りが楽になり、訪問者も見つけやすくなります。ただ、敷地内に入ってくるのに違和感がありません。防犯性を考えるのであれば、少々面倒でも道路側に設置することがおススメです。
おすすめしません
建物の壁に直接ポストを取り付けて、外に出なくても家の中から、郵便物を取り出せるような設計を見ます。
建物の気密性は下がり、無断熱の箇所となります。便利かもしれませんが、これから郵便物の重要性は下がる一方なので、我が家では採用しませんでした。
カーポートの選び方
カーポートを選ぶ際には、設置後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、いくつかのポイントを押さえることが大切です。カーポートの種類やデザイン、素材、そして設置する場所に合わせた選び方のコツを理解することで、快適で便利なカーポートを実現できます。特に、耐久性や使いやすさ、さらにはメンテナンスのしやすさを考慮することが必要です。
ここでは、カーポート選びのポイントをいくつかご紹介します。
- 耐久性:台風や雪などの天候に強い素材を選ぶことで、安心して長く使えます。アルミやスチールなどの金属製カーポートは耐久性が高いです。ホームセンターオリジナル商品のカーポートもありますが、耐風性能がメーカー品に比べ劣る場合があるので注意して下さい。
- デザイン:家の外観に合わせたデザインを選ぶと、家全体の雰囲気と調和します。特に木目調のカーポートなど、住宅に合わせたカラーバリエーションを選ぶと統一感が出ます。
一般的な価格の物でも、色や形は選べますので業者さんに紹介してもらいましょう。 - 設置場所:玄関の近くや駐車スペースに合わせた位置に設置することで、日常生活の利便性が上がります。
具体的な選び方の例をあげると、雪が多い地域であれば、積雪対応のカーポートを選ぶと安心です。また、家の色合いに合わせたカラーを選ぶと、景観にも良く、自然に家の一部として溶け込むでしょう。
特に設置場所は重要で、雨や直射日光をイメージして設置場所を検討しましょう。
カーポートのサイズと高さの選び方
カーポートのサイズと高さは、使用する車のサイズや周囲の空間に合わせることが大切です。適切なサイズを選ぶことで、車をスムーズに出し入れしやすくなり、駐車のストレスも軽減されます。具体的なサイズ選びのポイントを以下にまとめました。
- 車のサイズを確認する:軽自動車や小型車だけでなく、大型車やワゴン車を停める場合は、それに合った幅と高さを確保する必要があります。今はコンパクトカーだけど、将来は分かりません。一般的なミニバンが駐車できるサイズが望ましいですね。
- 高さに余裕を持つ:高さに余裕があると、車の出し入れもスムーズです。また、荷物の積み下ろしも楽になります。
我が家は標準柱ではなく、ロング柱2400mmを設置しました。
雨の吹き込む量は多くなります。。。ただ、それ以上に圧迫感がなくなり車への動線が良くなっています。 - 将来の拡張を考慮する:将来的に車を買い替えたり、複数台駐車する可能性がある場合は、余裕のある広さを確保することが重要です。
車以外に自転車やバイク、雨を避けたい物品など生活すると物が増えます。車は1台であっても敷地に余裕があるなら、大きめがおすすめです。
例えば、ワゴン車やミニバンを駐車する場合は、通常のカーポートよりも高さが高いタイプを選ぶと便利です。将来、キャンピングカーを買って楽しみたい等のライフスタイルの変化にも対応できます。適切なサイズと高さを選ぶことで、日々の車の使用が楽になるため、慎重に選ぶことをおすすめします。
カーポート設置のコツ
カーポートの設置するにあたり、ちょっとしたコツを伝授します。
- 雨水の排水:雨が降ると、配管を通り柱の付近に排水されることがほとんどです。一度、ご近所を見てください。排水の跡が残っているはずです😅
これを、防ぐために配管を側溝まで延長する。柱の周辺はコンクリートではなく砂利で水抜きを設ける。 - 防犯を意識する:泥棒はカーポートを上り、2階に侵入することもあるようです。
建物と離して設置するのが理想ですが、侵入される可能性がある窓は防犯ガラス等の対策をしましょう。
おすすめ
カーポートの排水は、なかなか助言してもらえません。
雨が降った時の水の流れは、意識しておきましょう。